新築物件の外まわり　エクステリア工事です。
家はハウスメーカーさんで建てられましたが、エクステリアのプランがしっくりこない。値段が高い。ということで、当社にご依頼いただけました。
お家の仕様・デザインはすでに決まっていますので、その家を基準にどのように生活されるのか、その際の外・エクステリアとの関係性など検討してご提案しました。
紙のうえの図面では、そこに自分たちが生活するイメージをつかみ難いものです。立体３Ｄパースで家とエクステリア空間を作りこんで、お客様と一緒にイメージしていきます。
使い勝手やデザインのほかにも、道路からどう見えるのか等客観的視点で、ご自分の暮らしを考えていただくこともできます。わかりやすいと好評いただいています。
出入りが楽で、時と場合によってどのようにでも使えるオープンな空間と、門・塀・上げ下げゲート、フェンスによって区画されたセキュリティ面でも配慮されたープライベート空間とにゾーン分けしています。前面道路に面した敷地の長さがあり、分断して別モノになってしまわないよう、天然石のラインにて離れたパーツをつなげています。
天然石ラインと、土間舗装の砂利洗い出しの色味を統一させたり、家の外壁や玄関ドアの茶系色とリンクさせるように門扉の素材・色味をお選びしたり、随所に工夫が込められています。

１台分の駐車スペースはありましたが、複数台停められるようにするのが今回リフォームの大きな目的です。ご自身で植えられた樹木も各々大きくなり、収拾がつかず手に負えないこともありました。
道路から車の出し入れができるよう、一部敷地高さを下げています。
車２台が余裕で入るカーポートは、直線ラインとやわらかな屋根ラインがお家を含めたトータルなバランスを保ちます。
駐車エリアは土間コンクリートで、機能面を重視したなかにも、アプローチの砂利の洗い出し仕上げ、曲線と直線ラインでアクセントを加えています。
お部屋から、樹木や草花が眺められるよう前庭はグリーンゾーンとしています。
お宅は造成地でしたので（大垣では赤坂の石が造成に使われていることが多く、樹木にはちょっと過酷な環境です）樹木が育ちやすいよう前庭部分の土は入れ替えています。

広い敷地は水の流れが悪く、雨が降るたびにあちらこちらでぬかるみ、水溜りができていました。
水勾配を考えること、排水路を設けること、広い敷地空間が無機質に寂しくならないようにデザインしました。
和にも洋にもマッチする、流行廃りとは無縁の砂利の洗い出し仕上げで、メリハリをつけています。使用する砂利の色味によって雰囲気も異なりますから、お好きな砂利をお選びいただけます。
丈夫な玉龍（竜のヒゲ）も緑のアクセントになっています。

当初は鉄骨式の2階建てをご希望でしたが、農機具などを入れるという用途と、費用面よりイナバガレージにて施工させていただきました。
出し入れもしやすく便利になったと喜んでいただいています。
実は敷地内と道路の高低差が40センチもあり、雨が降った時などは水溜り程度では済まなくなるほど大変でした。そこでガレージ中間あたりで山状に切り返し、道路と反対側に流れる水は排水路を設け、お隣の田畑に流すようにしました。

使用していない物置。そのために狭い駐車場スペース。大切な土地だから有効活用したい。
お客様のご要望でした。
そこで既設建屋を解体し、3台分のカーポートを設置しました。
大きな梁は積雪50センチタイプです。　
広いスペースですから、雨水などの水排水勾配をいかに取るかが課題となりましたが、コンクリート面のなだらかな高低差で解決しています。